2016/02/23 EdgeMAX シリーズのファームウェア v1.8.0 がリリースされました。
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コマンド > configure > firewall

提供:EdgeOS 日本語Wiki [非公式]
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このページの概要

当ページでは、Configure モード 設定編集系 コマンドで、firewall を利用する方法をご紹介します。


解説


  • ファイアウォール機能を利用する際の基本的な流れは、以下になります。
    1. firewall name や firewall modify エントリ (ruleset) を作成
    2. ruleset 内の rule を作成
    3. interface へ firewall を適用 → コマンド > configure > interfaces 参照。
      (例) # set interfaces ehternet eth0 firewall in name {FW_ENTRY}
  • ファイアウォールの ruleset には、大きく分けて name エントリと、modify エントリの 2 種類あり、さらに IPv4 用と IPv6 用とで、計 4 種類あります。
  • パケットやコネクションに mark を付与したり、ヘッダのフラグを変更したり、といった modify を行うものは、firewall modify エントリで作成し、パケットフィルタリング等は firewall name エントリを作成する感じかと思います。
  • インターフェースに適用できるファイアウォール ruleset は、インターフェース × in/out/local × name/modify × ipv4/ipv6 毎に 1 つのみです。ruleset を細かく分けても複数適用できませんので、1 つの ruleset 内の複数の rule として作成しましょう。
    (例) eth0 - in に name エントリを 2 つ適用させようとしてもできません。name エントリ 1つ、modify エントリ 1 つ、は適用できます。
  • firewall group で、アドレス・ネットワーク・ポートのグループを作成することができ、firewall rule のマッチさせる条件に利用することができます。同条件で複数の rule を適用させる場合には、グループを作成しておくと楽になるかも知れません。

firewall modify エントリ

  • firewall modify エントリ 1 つにつき、1 つの description、log 可否 (enable-default-log)、複数の rule を利用できます。
  • firewall modify rule エントリ 1 つにつき、1 つの action、1 つ以上の match 条件を利用できます。
  • firewall modify rule エントリは、action に modify を選んだ場合、modify する内容を firewall modify rule 〜 modify にて指定します。


よく使いそうなコマンド


学習資料

  • EdgeOS の Firewall 機能は、Linux の iptables というソフトウェアを利用しています。
  • EdgeOS の Firewall 機能の動作について、深く理解するには、iptables を理解すると良いかと思います。それには、以下の資料が参考になるかと思います。
    Iptablesチュートリアル 1.2.2


firewall のパラメーター

index

firewall all-ping

firewall broadcast-ping

firewall group

firewall ip-src-route

firewall ipv6-modify

firewall ipv6-name

firewall ipv6-receive-redirects

firewall ipv6-src-route

firewall log-martians

firewall modify

firewall name

firewall options

firewall receive-redirects

firewall send-redirects

firewall source-validation

firewall syn-cookies

関連項目


凡例

「★」は、不明であることを表しています。

注意事項

動作の確認は、EdgeRouter X : ER-X にて行っています。 他のモデルでは、一部動作が異なる可能性があります。