2016/02/23 EdgeMAX シリーズのファームウェア v1.8.0 がリリースされました。
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提供:EdgeOS 日本語Wiki [非公式]
2015年12月30日 (水) 04:09時点におけるHiro (トーク | 投稿記録)による版
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このサイトについて

  • 当サイトは、Ubiquiti Networks 社の製品 EdgeMax シリーズの有線ルーター EdgeRouter シリーズ、及び同機に搭載されている EdgeOS についての日本語情報を提供するサイトです。
  • ただし、Ubiquiti Networks とは何の関係も無く、非公式に第三者が勝手に発信している情報である点ご了承下さい。

当サイトの主なコンテンツ

EdgeOS 概要

  • EdgeOS とは、Ubiquiti Networks 社の製品 EdgeRouter シリーズに採用されている OS です。
  • EdgeOS は、Vyatta という Debian ベースのネットワーク機器向け Linux OS の派生版です。
    MIPS という種類の CPU で動作するようにした他、Web UI や Deep Packet Inspection などの独自機能を盛り込んでできています。

EdgeRouter 概要

  • EdgeRouter は、SOHO 向け性能を持ちつつも、コストパフォーマンスが非常に優れた有線ルーターで、家庭向けに導入することも可能な価格となっています。海外で人気が出ている製品です。
  • 商品例は、以下になります。最近になって、Amazon でも 1万円前後から購入可能になってきました。

EdgeMAX EdgeRouter と他社ルーター製品との違い

  • 他社製品として、Buffalo、NEC 等の家庭用ルーターと、Cisco や Yamaha 等の業務用ルーターが挙げられます。
  • EdgeMAX EdgeRouter は、性能・機能は Cisco や Yamaha 等の業務用ルーター[注釈 1]寄りながら、Buffalo や NEC 等の家庭向けルーター寄りの価格を実現しています。
  • Buffalo や NEC 等の家庭用有線/無線ルーターは、専用の管理画面から簡易な設定しか行えません。また、ルーターの稼働状況も非常に限られた項目しか確認できません。
    • EdgeMAX EdgeRouter は、比較的ユーザーフレンドリーな Web UI からの設定を行うことができる他、コマンドを用いて、非常に詳細な設定を行うことができます。また、ルーターの稼働状況も Web UI からグラフィカルに確認することができたりします。
    • ただし、日本語化されていないため、英語で操作する必要があります。また、設定に当たり、ネットワークの知識がある程度必要になります。個人的には、家庭用ルーターの詳細設定をそれなりに設定できるならば、とりあえず EdgeRouter を利用することはできるかと思います。
    → Web UI については、Web UI を、コマンドについては コマンド > コマンド一覧 をご覧下さい。
  • 業務用ルーターは、詳細に管理・設定が行えます。また、最新のネットワーク機能も搭載されています。一方、価格は非常に高価であり、一般人が家庭に導入することは難しかったりするかと思います。
    • EdgeRouter は、1 万円前後から購入可能ですので、試しに遊んでみることも可能な価格で提供されています。PIM など一部のネットワーク機能は搭載されていないものもありますが、VLAN など多くの機能は搭載されています。
    → 詳細は、EdgeOS ソフトウェアスペック をご覧下さい。
- 注釈 -
  1. ^ さすがに、エンタープライズ製品等は別格だと思います...。エントリークラスかそのちょい上くらいでしょうか...。

EdgeOS とは

  • Ubiquiti Networks の製品 EdgeRouter シリーズに採用されている OS です。
  • VyOS Wiki には以下の記述があります。

EdgeOS is a fork of Vyatta developed by Ubiquiti Networks. It runs only on custom hardware based on Cavium Octeon chips.

(大体の訳) EdgeOS は、Ubiquiti Networks が開発した Vyatta のフォークです。Cavium の Octeon チップセットベースのカスタムハードウェア上でのみ動作します。

  • Vyatta は、Linux の Debian ベースのルーター用 OS です。現在は Brocade Communication Systems という会社が所有しているため、コミュニケーションフォークとして、VyOS が生まれています。

VyOS・Vyatta との違い

MIPS で動作

  • VyOS は、x86 や VM上での動作のみをサポートしていて、ARM や MIPS をサポートしていません。
  • 実稼働させるルーターは省電力性能も求められますので、Ubiquiti Networks の方で、MIPS で動作するようにしたのだと思われます。
    実際の消費電力は EdgeRouter X : ER-X で 5W、Edge Router Lite で 7W のように、10W 以下になっています。

Web UI を用意

  • VyOS では、Web UI を用意していません。全てコマンドからのアクセスです。
  • EdgeOS では、Web UI を用意していて、稼働状況の確認や、基本的な設定は Web UI から設定できます。
    EdgeOS も、一部の詳細な設定は、Web UI からは行えず、コマンドにて行う必要があります。