2016/02/23 EdgeMAX シリーズのファームウェア v1.8.0 がリリースされました。
詳細はこちら をご覧下さい。
「設定例 > Firewall > modify mark」の版間の差分
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* 各 interface × in/local/out の組合せに対して、'''設定できる firewall modify エントリは1つ'''です。 | |||
* 各 interface × in/local/out | *: 当設定例の場合、eth1/in に異なる firewall modify エントリを適用すると、MARK_LAN_IN は外れてしまいます。 | ||
*: | * クライアント1 は mark 1、クライアント2 は mark 2 のように、'''複数のマーク付けを行う場合は、1 firewall modify エントリ内に複数の rule を作成'''して対応しましょう。 | ||
* <code>show firewall modify</code> で表示する際は、'''マーク番号は 16進数表記'''になります。16進数で把握しやすい番号を利用するのが良いかと思います。 | |||
* firewall modify で他にも様々な条件に合致させることが可能です。[[コマンド > configure > firewall#firewall_modify]] をご覧下さい。 | * firewall modify で他にも様々な条件に合致させることが可能です。[[コマンド > configure > firewall#firewall_modify]] をご覧下さい。 | ||
2015年11月21日 (土) 06:53時点における版
このページの概要
- EdgeOS にて、Firewall でルールに合致したパケットにマークを付与する際の設定例をご紹介します。
- Web UI での設定、コマンドでの設定、それぞれご紹介します。
前提
- WAN 側ポートは eth0 とします。
- LAN 側ポートは eth1 とします。
設定方法
設定例 : LAN 内の特定のアドレスからのパケットにマークを付与する場合
設定内容
- LAN (eth1) 内クライアント 192.168.0.51 〜 192.168.0.54 から来たパケットに対して mark 1 を付与します。
- firewall modify エントリ名は MARK_LAN_IN、ルール番号 10 にて作成します。
- LAN 用ポートである、eth1 に入ってくるパケットに対して処理するため、eth1 の in 方向の firewall として適用します。
設定方法
Web UI での設定
firewall modify の場合、Web UI では Config Tree からの設定のみ可能です。
( 未作成 )
コマンドでの設定
- Configure モードに入ります。
USER01@EDGEOS:~$ configure [edit] USER01@EDGEOS#
- firewall modify エントリ MARK_LAN_IN を作成し、忘れずにインターフェースに適用します。
set firewall modify MARK_LAN_IN rule 10 action modify set firewall modify MARK_LAN_IN rule 10 modify mark 1 set firewall modify MARK_LAN_IN rule 10 source address 192.168.0.51 - 192.168.0.54 set interfaces ethernet eth1 firewall in modify MARK_LAN_IN
- 設定をコミットします。
USER01@EDGEOS# commit
- 再起動後にも反映されるよう、設定を保存します。
USER01@EDGEOS# save Saving configuration to '/config/config.boot'... Done [edit]
動作確認
show firewall modify
等のコマンドで、動作確認等が可能です。show firewall modify
: 各 firewall modify エントリの条件、アクション、プロトコル、適用パケット数・バイト数 を表示show firewall modify {firewall modify エントリ名}
: 上記を 指定した 1 firewall modify エントリについて表示show firewall modify {firewall modify エントリ名} rule {ルール番号}
: 上記を 指定した 1 firewall modify エントリ内の 1 ルール について表示show firewall modify statistics
: 各 firewall modify エントリの適用パケット数・バイト数、アクション、description を表示show firewall modify {firewall modify エントリ名} statistics
: 上記を 指定した 1 firewall modify エントリについて表示show firewall modify {firewall modify エントリ名} rule {ルール番号} statistics
: 上記を 指定した 1 firewall modify エントリ内の 1 ルール について表示
実行例
USER01@EDGEOS:~$ show firewall modify MARK_LAN_IN IPv4 Modify Firewall "MARK_LAN_IN": Active on (eth1,IN) rule action proto packets bytes ---- ------ ----- ------- ----- 10 modify all 438104 31149225 condition - source IP range 192.168.0.51-192.168.0.54 MARK set 0x1 10000 accept all 4806502 348112070
USER01@EDGEOS:~$ show firewall modify MARK_LAN_IN statistics -------------------------------------------------------------------------------- IPv4 Firewall "MARK_LAN_IN" Active on (eth1,IN) rule packets bytes action description ---- ------- ----- ------ ----------- 10 341 26492 MODIFY 10000 133484 117853889 ACCEPT DEFAULT ACTION
Tips
- 各 interface × in/local/out の組合せに対して、設定できる firewall modify エントリは1つです。
- 当設定例の場合、eth1/in に異なる firewall modify エントリを適用すると、MARK_LAN_IN は外れてしまいます。
- クライアント1 は mark 1、クライアント2 は mark 2 のように、複数のマーク付けを行う場合は、1 firewall modify エントリ内に複数の rule を作成して対応しましょう。
show firewall modify
で表示する際は、マーク番号は 16進数表記になります。16進数で把握しやすい番号を利用するのが良いかと思います。- firewall modify で他にも様々な条件に合致させることが可能です。コマンド > configure > firewall#firewall_modify をご覧下さい。